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 日本国内におけるアジア研究の動向をご紹介します。長期または短期の研究動向レビュー、出版物や展示会の紹介、執筆者自身の新しい研究課題、資料や調査方法に関する議論などを随時掲載します。



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エッセイ:文学・言語
安田弘先生捐贈正平本『論語』等十一種 橋本秀美
(04/11/16)
中国で古来注目され、日本でも最も重要な古版本−正平本『論語』。その安田文庫旧蔵であった正平本『論語』が、安田弘先生に伝えられ、すべて東洋文化研究所に寄贈された。その意義は計り知れなく大きく、ここにそれを紹介する。
『大木幹一氏旧蔵ノート』とその底本 高遠拓児
(04/11/16)
東京大学東洋文化研究所蔵大木文庫の寄贈者として知られる大木幹一氏の旧蔵に関する39冊のノート。その『大木幹一氏旧蔵ノート』についての紹介とノートに記された各種史料についての解説。
N-gramモデルを利用して先秦文献の成書時期を探る―『孫子』十三篇を事例として― 山田崇仁
(04/11/01)
成書時期が不明な文献に対しては、いくつかのアプローチ方法がある。個々の言葉を、成書時期の明らかな文献と比較するのも1つの方法である。ここでは、テキストを先頭から機械的に分割し、統計的に解析・比較する方法の一例を紹介する。
漢字ツールよりも電子テキスト? 二階堂善弘
(04/07/01)
いままで漢字情報処理はかなり理念先行型で失敗してきたように思える。実際には漢字処理のツールよりも、データベースや電子テキストなどのコンテンツの方がはるかに重要であった。いまこそ、もう一度コンテンツ重視の姿勢に立ち戻るべきではないか?
甲種本攷 -- 現代中国書の書誌学的研究のひとこま 小島浩之
(04/04/23)
現代中国書には、タイトルが同じであるにもかかわらず、甲種本、乙種本、丙種本などの区別をもって流通している場合がある。一般に図書館の目録担当者の間では、料紙や装丁の相違を表す言葉だと理解されているが・・・
1冊の写本に向き合うことから分かるもの ― ペルシア語写本研究の問題と新たな可能性 ― 渡部良子
(04/04/12)
ペルシャ語写本史料が身近になっている現在、校訂=原テキストの再構築という方向性が主であった従来の研究目的は、写本の来歴・性質を割り出す根拠・物理的特徴を含めさらに深化拡大している。重要写本研究の紹介をしつつ、今後、写本研究に関する知識を広く開放してゆこうとする動きに、積極的に参加することの大切さを述べる。
中国古典詩研究と歴史主義そのほか 浅見洋二
(04/04/01)
作者と作者の生きた時代背景に依拠する歴史主義的手法は最もオーソドックスな文学研究のスタイルだった。近代以降の文学理論は、歴史主義に対する離反と接近をくりかえしている。そうした欧米の動きは日本の中国古典詩研究とも無縁ではない。
中国演劇研究の現状と展望 加藤 徹
(04/03/24)
二十世紀初頭に始まった中国演劇研究は、コンセプト面でしばしば日本人研究者がリードしてきた。二十一世紀もその潮流が続くかどうか、いま微妙な段階にさしかかっている。
中国現代文学史はいかに「書き換え」られたか 鈴木将久
(03/12/01)
中国現代文学史の「書き換え」が唱えられてすでに二〇年近くがすぎた。日本の研究界は、この間どのような成果を生みだし、現在いかなる課題に直面しているのだろうか。
日本の中国古典小説研究はどこへ向かうのか−20世紀末の小説研究の来し方を振り返りつつ− 上田 望
(03/10/14)
日本における中国古典小説研究は「衰退産業」なのか? 1990年代以降、日本の学界を取り巻く研究環境の変化について回顧し、今後の小説研究の行く末を占う。