2012 Seminar on "How to Use AsiaBarometer"
従来はアジア・バロメーターの研究を志す、比較的多くの各国の代表を集め、キックオフの会合としての意味をもっていた。昨年は、それに経験者を加えた形でセミナーを開催してきたが、今年は、今までの2年間に提出された25本の論文の中で、各国の拠点機関の協力を得て評価を行った結果、評価の高かった論文3本を精選し、その書き手に修正論文を提出してもらうとともに、その筋で権威のる専門家(具体的には猪口孝教授、池本幸生教授、それにTan Ern Ser教授)を招へいしてコメントをつけてもらうことにした。そうすることで、欧米の一流誌に寄稿できるレベルにまで上げられるからだが、他方で、これを東京大学の学生の前で見せることで、参加学生が「どうしたらよい研究、優れた論文が生まれるか」を体験できるようになる。
こうした、主として教育的効果を高め、アジア比較研究を志す人材を育成するのが、このセミナーの目的である。
"AsiaBarometer's Achievements, Underutilized Areas of the Survey Materials, and Future Prospects"
"Political Efficacy of Middle Class in Transitional States: Comparing China and Vietnam"
Religiosity and Religious Public Policy: A Cross-National Comparison