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シェイブ=アラーウツディーン=ヌール=タージ(Shaikh`Ala'al-Din Nur Taj)の墓として知られており,シェイフプル部落の西のはずれ,チラーグ=デリー=ロードの南側にある。附図.H-12
ドームをいただく四角平面の建物で,それぞれの面は,三つのアーチからなっている。西側の中央部分には,ミヒラーブが設けられ,南側の中央アーチには,入口が開かれており,他はすべて閉ざされている。内部には,6基の墓石が認められる。内外アーチの両肩をかざる円形文様と,ドーム内部の基部をはしる帯状の碑文が,この建物に特色をそえている。南面入ロの上方に,ローディー朝のスルターンであるシカンダル=シャーの名と,913A.H.(1507A.D.)の年次を記した碑文がある。この歴史碑文は,この建物が,シェイフ=アラーウッディーン=ヌール=タージによって,1507A.D.に建てられたことを伝えているが,948A.H.(1541-42A.D.)に死んだとされるこの聖者が,この建物に葬られたかどうかについては確証がない。第Ⅲ期。
東研.Ⅷ-22-1;ASI.Ⅲ-246

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