T117

シェイフプル部落の西のはずれ,チラーグ=デリー=ロードの南側にある。附図.H-12
ドームをいただく,赤い砂岩の十二本柱からなる四角平面の建物で,西にミヒラーブをそなえ,南と東とに入口の痕跡をのこしている。かつては,柱のあいだは,赤い砂岩のスクリーンで閉ざされていたらしいが,現在ではまったく失われてしまっている。内部には3基の墓のあとが認められる。この墓建築のすぐ北東には,16世紀前半の聖者,シェイフ=アラーウッディーン=ヌール=タージのものと伝えられる墓がある。第Ⅲ期。
東研.Ⅷ-22-2;ASI.Ⅲ-247

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