T106

ムニールカ部落の西北西約600メートルにある。附図.E-11
ドームをいただき,本来は,12本の柱からなる四角平面の建物であったが,現在では,四隅の柱が抜き取られて,8本の柱をのこすのみである。この建物は,四面に龕をめぐらす,高い基壇の中央に立っているが,この基壇の西の部分には,ミヒラーブと,両端に小塔および袖壁とをそなえる礼拝壁をもっている。この建物は,附近の住民によって,バーラダリー(Barahdari)とよばれていたという。この基這の北に接して,ドームをいただく四角平面の墓建築をのせた別の基壇が存在する。第Ⅲ期。
東研.Ⅶ-24;ASI.Ⅳ-121

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