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山本 英史 ※同著者が1982年から近年に至る北京の変化をウォッチングした「北京餐庁情報」は「本のある街角」のコーナーに掲載中です。 本稿は雑誌『史学』73巻1号(慶應義塾大学・三田史学会)2004年掲載予定。 |
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本稿は最近の中国大陸及び台湾における歴史文献収蔵機関の状況及びその利用法について、筆者がこの一、二年において直接赴いた北京、江南、台湾の三地区のごく一部の収蔵機関に限ってその情報をまとめたものである。近年、主に中華民国史の若手研究者によって大陸や台湾の文献収蔵帰還の情報が多く紹介されてきているが、清代以前の、いわゆる古籍の収蔵機関をも含めた情報はさほど多くないと思われる。こうした状況を鑑み、本稿ではその部分を補うことを主眼にする。もっとも、近年の中国情報はこれに限らず、社会状況と同様にすぐに変化するため、公表された時点ですでに古くなっていることを懸念するが、それでもなお多少なりとも読者の参考になれば幸いである。 |
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