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図書館名 国立ザーヒリーヤ図書館
Dar al-Kutub al-Wataniya al-Zahiriya
アーデイリーヤ文館
Maktaba al-‘Adiliya (Qa‘a al-bahithin)
住所 Bab al-Barid, Shari‘Sab‘Tawali‘, Dimashq
電話 2212813
館長 Majid al-Dhahabi
開館時間 本館08:30−17:00/分館08:30−14:30
休館日 金曜・祝日
複写 不可
 13世紀に開設されたal-Madrasa al-Zahiriyaが本図書館の起源である。19世紀末に公共図書館として開館し,1947年に現在名へ改称された。現在蔵書数は図書約7万冊,逐次刊行物約1,000タイトルとなっている。蔵書はアラビア語の刊行物がほとんどで,イスラムに関するものが多い。20世紀前半以前に出版された古い図書や逐次刊行物がかなり含まれているのが特徴である。
 利用の際には旅券が必要である。門を入り正面右側にある入口から2階へ上がると閲覧室がある。そこにあるカードで検索した後,請求用紙に旅券を添えて貸出窓口に提出する。窓口は閲覧室へ上がる入口の右側にある。

 本館の西側に向かい合って建っているのがアーデイリーヤ分館である。本館と同様に,13世紀に開設されたMaktaba al-‘Adiliyaの建物を利用している。1919年にアラブ・アカデミーの事務所となったが,1982年にアカデミーが移転した後ザーヒリーヤ図書館の分館となって現在に至っている。

 門を入って右手のQa‘a Khalil Mardam Bekが閲覧室で,おもにイスラム関係の図書が約1,500冊内容別に配架されている。辞書などは館員に許可を得て持ち込むことができる。閲覧室の向かい側にあるQa‘a Muhammad Kurd ‘Aliにはアラビア語の逐次刊行物が保管されている。ヨーロッパやアメリカ大陸で出版されたものや,かなり古いものも含まれている。分館にはカードが無いので,資料の検索などは館員に問い合わせるとよい。