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図書館名 国立アサド図書館
Maktaba al-Asad al-Wataniya(Assad National Library)
住所 Saha al-Umawin, POB 3639, Dimashq
電話 3338255
館長 Ghassan Lahham
開館時間 08:30−20:00(写本・貴重書・学位論文などは14:00まで)
休館日 金曜・祝日
複写 可能
 本館は1984年に開館した。蔵書数は図書が11万冊以上・写本が約3万点となっている。蔵書は各分野にまたがっているが,アラビア語以外の言語による書物は余り多くはなく,古い出版物も少ない。国立ザーヒリーヤ図書館などシリア各地の図書館にあった写本はほとんど本館に集められている。

 原則として館内へ持ち込めるものは白紙と筆記用具と貴重品だけで,場合によっては手書きのノートも預けさせられる。建物の入口を入ってすぐ正面の部屋で利用登録を行なう。旅券を提示し110S.P.(注3)の手数料を添えて4×6cmの顔写真2枚を提出すると翌日以降に1年間有効の利用証を発行してくれる。なお登録受付時間は09:00−11:00,利用証引き渡しは11:30−13:00である。大学3年生以下には利用制限の厳しい水色の利用証が,それ以上の学歴保有者や桝究者には白色の利用証が発行される。

 1階でコートなどを預けて3階へ上がる。3階にはカード室や近年の逐次刊行物閲覧室などがある。検索を終えてから4−5階の閲覧室に赴いて請求する。4階には第1(文学・言語・宗教)第2(社会科学一般・芸術・哲学)第3(自然科学)の分野別閲覧室と視聴覚資料閲覧室があり,それぞれかなり多数の参考図書などが閑架式で閲覧できる。ただしこれらの閲覧室は白色の利用証を持っていないと利用できない。5階には写本,マイクロフィルム,地図及び古い逐次刊行物,国内法令及びバアス党出版物などの閲覧室がある。

 写本を閲覧する場合は,まず写本閲覧室にある目録かその向かい側にある写本カード室で検索し,マイクロフィルム番号を示して複写課に請求する。写真化されていない写本を閲覧したい時は,3階にある写本貴重書部部長室へ申請書を提出して許可を得なくてはならない。通常は許可が下りるまでに最低1週間はかかる。
 図書の複写は閲覧室の係員に申請する。1冊につき40ページ(20枚)までだが,用紙を持ち込めば110ページ(50枚)まで可能である。学位論文など複写不可能なものもある。写本の複写は写本貴重書部部長に申請書を提出する。一般資料の複写は即日受け取れるが,写本の場合は最低1週間を要する。マイクロフィルム,マイクロフィッシュ,用紙のいずれにも複写可能である。

 アサド図書館を短期間(数日程度)利用する場合は、パスポートを持参のうえ、2階(日本式3階)の mudiriya al-i`ara(貸出課。階段を上がって右手すぐにある214号室。)で手続きをすればすぐに利用できる。無料。

 アサド図書館での写本の閲覧は、写本閲覧室にある目録カードにある請求番号を職員に伝えると、マイクロフィルムを出してくれる。写本現物の閲覧は不可。複写は厳しく制限されるようになった。通常許可されるのは、著作物1件につき2コマ(4ページ分)まで。ただし数葉しかない著作物は、まったく許可されない。

(200
3年9月)