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機関名

【中】香港政府歴史檔案館
【英】Public Record Office

住所・位置 【中】九龍 觀塘 翠屏道13號
【英】13 Tsui Ping Rd., Kwun Tong, Kowloon.
アクセス ■ MTR觀塘(Kwun Tong)駅から:D1出口の階段を下りると目の前にバスターミナルがあり,その先に翠屏道がある。翠屏道を左手(北東方向)へ歩くと,基督教家庭服務中心と潮語浸信會(バプティスト教会)の前を経て香港政府歴史檔案大樓に着く。所要時間はMTRの出口から約5分。入り口の受付で番号が記されたシールを受け取って衣服に貼り,記帳(氏名・シールの番号・入館時刻)を行う。このシールは一時的に外出する場合は受付に預ける。退館時には台帳に退館時刻を記入する。檔案館はG/Fではなく1/Fにあるので,左側のエレベーターに乗って上がる。右側のエレベーターは貨物用であり檔案館行きではないので乗らないこと。
■ MTR觀塘駅までのアクセス:
□ MTR油麻地(Yau Ma Tei)駅から:觀塘線で直通。所要時間は21~23分。
□ MTR銅鑼灣(Causeway Bay)駅から:港島線で北角(North Point)駅まで行き,將軍澳線に乗り換える。そして油塘(Yau Tong)駅で觀塘線に乗り換える。所要時間は約20分。
開館時間

■ 開館時間
(月~金)9:00~17:45
(土日,祝祭日)休館
■ 請求資料,複写,会計受付時間
(月~金)9:00~12:45,14:00~17:15

入館証申請 カウンターにてパスポートを提示の上,「閲覧証申請表」に所定の事項を記入するとその場で閲覧証を無料で発行してくれる。有効期限は1年間。期限を過ぎてしまったものは延長手続を行うことができる。閲覧証にはReader IDが印字されており,資料請求を室内設置のパソコンにて行う場合に必要である。
借り出し 所蔵資料の貸出は行っていない。
所蔵 ■ 当館の収蔵資料は価値の高い公文書(HKRSやHKMSで始まる資料)を中心とするが,書籍(Bookで始まる資料)を合わせるとその数は80万点に及ぶ。当館は資料の収蔵だけではなく,鑑定や整理,修復も行っている。現存する公文書は多くが第二次世界大戦終了後のものであるが,戦前の土地契約に関する文書,戦時中の住宅登記に関する文書,香港・英国政府の往復文書,5000枚もの写真,400点近くの映像資料,5300点もの地図,英字紙『中國之友』『徳臣西報』など,香港及びその隣接地域の史的研究にとっての宝庫となっている。
■ HKRS(Hong Kong Record Series)で始まる資料は,政府機関で作成された公文書(新聞記事のスクラップも含む)の中から選出されたものであり,約1000点が収蔵されている。HKMS(Hong Kong Manuscript Series)で始まる資料は,組織や個人から寄贈された個人に関する記録である。これらは共に僅か数枚のものから数百枚のものまで様々なファイルが存在する。HKRSやHKMSに続く分類は,国際公文書館会議/国際文書館評議会(ICA,International Council on Archives)によって定められた「国際標準記録史料記述一般原則」(General International Standard Archival Description,ISAD(G))に従っているとされている。
利用方法

■ 所蔵資料は次のwebサイトで検索が可能となっている。
http://www.grs.gov.hk/ws/english/es_online_cata.htm
■ 1/Fの檔案館に入ったら,まず奥にあるロッカーに手荷物を預ける。HK$5硬貨を入れるようになっており,使用後は返金される。HK$5硬貨を持たない場合は,カウンターで両替してもらうことができる。閲覧室に持ち込みが許されているのは,鉛筆・ノート・ノートパソコン・時計などである。鉛筆はカウンターで貸し出されている。
■ 閲覧資料の請求は1/F室内のカウンターに面して7台設置されているパソコンで行うことができる。ログインには閲覧証に印字されているIDとパスワードを入力する。同時に請求可能な資料数は3点とされている。請求資料が到着するまで閲覧室内で30分ほど待つ。閲覧が終わった資料はカウンターに返却する。
■ 30年未満の資料を閲覧するには申請が必要。申請の書式は特に定まっておらず,A4用紙にワープロで氏名・所属機関・理由・日付などを記す。
■ 所蔵資料の中には屯門(Tuen Mun)など香港の他の地区で保管されているものがあり,それらは当館に届けられるまでに数日を要する。また,稀に消毒中や保存状態を理由として閲覧が謝絶される場合がある。
■ 閲覧室在室時を含め所蔵資料に触れる時には手袋の着用が求められる。手袋はカウンターに置かれた箱の中に未使用のものが用意されている。
■ マイクロフィルム資料は閲覧室内に6台設置されているマイクロフィルム・リーダーを使用して閲覧する。リーダーのうち2台にはコピー機能が付いているが,現金のみ使用可能であり,オクトパスカードには対応していない。複写料金はHK$3.10/枚(A4紙)。
■ 映像・音声資料は閲覧室右手奥に付設されている視聴覚室で利用する。視聴覚室は1時間単位の予約制になっており,申請用紙に記入する。利用時間の延長は,当該時間帯に他の予約者がいないことを前提として認められる。

文献複写 ■ 文献複写は上記のマイクロフィルム・リーダー使用の場合を除き,全てカウンターで「影印副本申請表」に所定事項を記入して申し込む。「影印副本申請表」は最下部がレシートとなっている。
■ 大量の複写については,受け取りまでに数日を要することもある。即日複写物を受け取りたいなら早い時間帯に申請した方がよい。
■ 大型資料(地図など)の複写は引き受けてもらえない可能性がある。個人情報を含む資料は複写が許可されない。
■ 申し出れば領収書(miscellaneous receipt)を発行してもらえる。
■ 複写料金はA4紙やF4紙ならHK$4.00/枚。近年度重なり値上げされているため,直前に次のURLで確認されたい。支払は現金のみであり,オクトパスカードでの支払は受け付けていない。

【中】http://www.grs.gov.hk/ws/tc/org_pro.htm#functions
【英】http://www.grs.gov.hk/ws/english/org_pro.htm#functions

その他 ■ 当館の下記webサイトでは香港の旧時の写真が一部分公開されている。
■ 館内は飲食,喫煙,撮影が禁止されている。
URL 【中】http://www.grs.gov.hk/ws/tc/org_pro.htm
【英】http://www.grs.gov.hk/ws/english/org_pro.htm
電話 2195-7700
FAX 2804-6413
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