ミャンマー
在日公館
ミャンマー連邦大使館
Embassay of the Union of Myanmar in Japan
連絡先
〒140‐0001 品川区北品川4丁目8‐26 Tel: 03-3441‐9291/4
URL
http://www.myanmar-shafu.com/ (資料提供:ミャンマー政府/駐日ミャンマー大使館)
在外公館
Myanmar Embassy of Japan
連絡先
No. 100, Natmauk Road, Bahan Township, Yangon, The Union of Myanmar (P.O. Box 841)
Tel: (95-1) 549644〜8 Fax: (95-1) 549643
URL
http://www.myanmar-embassy-tokyo.net/
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・日本ミャンマー友好協会
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ミャンマー留学に関する手続き
水野 明日香
筆者は、1999年9月から2001年9月まで、ヤンゴン大学内にある大学歴史学研究センター(Universities
Historical Reserch Centre)に留学した。当時の留学手続きの大まかな流れは以下の通りであるが、少々時間が経過してしまった。ミャンマーはこの数年でも大きく変化しているので、手続きの変更等が行われている可能性がある。よって、手続きの詳細については在日ミャンマー大使館に問い合わせていただきたい。
1.出国までの手続き
留学中の受け入れ機関の決定と学生ビザの取得
(1) ミャンマーに留学する者はいずれかの機関に所属しなければならない。以前は受け入れ機関は、外国語学校しかなかったが、近年は多様化している。筆者が所属していた大学歴史研究センターの他、SEAMEOセンター(東南アジア教育大臣協議会)、国立文書館(National
Archive)、文化大学(University of Culture)などが外国人留学生の受け入れ実績がある。しかし、他の機関でも受け入れてくれる可能性があるので、留学の目的に合わせた機関を選択することをお勧めする。
受け入れ機関を決定したら、当該機関へ留学中の受け入れ先となってくれるよう依頼し、許可を得なければならない。在日ミャンマー大使館を通じて申請を依頼するのが一つの正式なルートである。しかしそれだけで、待っていても許可が来る可能性はあまり高くないように思われる。研究会などを通じて当該機関につてのあるミャンマー研究者の方に「ルージョン」、(ミャンマー語で人に手紙を言付けること)を依頼するのが確実であろう。
筆者が留学した当時は、受け入れ機関への留学申請書に形式はなかった。筆者が記載した内容を参考までに挙げておく。
@履歴
A研究テーマ、留学の目的、研究計画
B語学能力について(自己申告で文法、会話、ヒアリングについて三段階で評価)
C推薦状
(2) 学生ビザの取得
受け入れ機関から許可を得たら、次は学生ビザの取得である。これはミャンマー大使館に申請する。申請に必要な書類は以下である。(詳細は大使館に直接問い合わせてください)
@パスポート
A証明写真
B受け入れ機関からの受け入れ受諾書
C留学中の資金(奨学金、又は銀行預金の残高)
2.ミャンマー入国後の手続き
ヤンゴン市内にある入国管理局で外国人登録証を取得する。登録には、受け入れ機関の長のサイン等が必要である。この手続きは煩雑で、到着後間もない外国人が一人でできることではないので、受け入れ機関に相談すること。
3.在ミャンマー日本大使館への在留邦人届
ミャンマーへの長期滞在の際には、日本大使館へ在留届けを提出する。
4.ミャンマーからの出国
ミャンマーでの長期滞在者は出国前に入国管理局で出国の許可を取らなければならない。又、一時的に第三国へ渡航し再入国を希望する場合には、再入国許可を取得しておかなければならない。
5.その他社会事情、生活情報
住居について
選択肢は@外国人学生寮、A外国人向けコンドミニアム、又はホテルでの長期滞在、B一般のアパートがある。
寮への入寮手続きは、受け入れ機関を通じて行う。寮費は2001年は月50ドルであった。寮の部屋が空いていないなどの場合には、AかBを選択することになるが、Bはすぐに条件の合うところが見つかることはなかなかないと思われる。特に、外国人の女性が一人暮らしをすることを受け入れてもらうのは、ミャンマー社会ではなかなか難しいだろう。いずれにせよ、住居探し、入居の手続きは外国人が一人でできることではないので、受け入れ機関の方に相談すること。
留学中の金
筆者が一番困ったのは、お金のことである。ミャンマーでは公式の為替レートと闇レートが大きく乖離しているなどの問題があり、銀行を通じて送金することができない。筆者は多めにドルを持ちこみ、後は家族、友人など頼めそうな人に持ってきてもらっていた。出発前に、頼めそうな人を探しておく必要がある。ミャンマーに到着してから、現地の日本人から情報を集める必要もある。
ヤンゴン市内には、現在は外国や日本の食品が買えるスーパーもあるし、インターネットの利用も可能なようである。特に生活に不自由はないと思われる。
病院は、インヤーレーク・ホテル 内に外国人向けの医院がある。緊急の場合の連絡先等の情報は、現地の日本大使館で得られる。
(2004年9月記)