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東洋学研究情報センターセミナー 『映画から見る中東社会の変容研究会(『太陽の男たち』)』が開催されました

 ガッサーン・カナファーニー原作、タウフィーク・サーレフ監督の「太陽の男たち」(1972年・シリア)を題材に、山本氏より解説を頂いた。当日、会場には50人を超える参加者が集まり、活発な質疑とコメントが交わされた。
 会場からの質問を最初にとりつける形で始まった山本氏の解説は、当時の制作環境(シリア政府がサーレフ監督の望んだカラーフィルムを準備できなかったこと、バスラのシーンは実際に現地でロケをしていること、など)や原作から内容の一部を変更した監督の想いなど多岐に渡った。特に山本氏は、自身が晩年のサーレフ監督(2012年他界)と親交を深めるなかで、サーリフ監督のエジプト映画史、しいてはアラブ映画史のなかでの位置づけに着目し、当時のエジプトの国内事情、パレスチナ問題の展開、アラブ諸国での映画産業の発展などへと話題を展開し、大変に刺激的な研究会となった。
(文:鈴木啓之)


【日時】2014年 6月25日(水) 17:30-

【場所】東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室

【コメンテーター】山本薫氏 (東京外国語大学)

【題材】『太陽の男たち』
タウフィーク・サーレフ監督
シリア、1972年(107分)アラビア語音声、日本語字幕

【テーマ】「越境」
  イラクの都市バスラに集まった3人のパレスチナ人、アブー・カイス、アスアド、マルワーン。 仕事を求めて産油国クウェートへの密入国を図るが、難民である彼らに多額の手配料を支払う 余裕はなかった。
  そこに現れるもう一人のパレスチナ人アブー・ハイザラーン。彼の運転する給水車のタンクに 身を潜め、3人は国境越えを決意する。早逝の小説家ガッサーン・カナファーニーの名作を原作に、 照りつける太陽の下で4人のパレスチナ人の運命が交差する。

東洋学情報研究センターセミナー 『映画から見る中東社会の変容研究会(『太陽の男たち』)』


【主催】中東映画研究会

【共催】東京大学・東文研・班研究「中東の社会変容と思想運動」、東京大学・東洋学研究情報センター・セミナー



 

 



 

 



 

 



登録種別:その他
登録日時:ThuJun2619:08:202014
登録者 :後藤・野久保(撮影)・藤岡
掲載期間:20140626 - 20150726
当日期間:20140715 - 20140715