東洋文化研究所は開所以来文献資料・写真資料を中心に様々な形の資料を収集してきました。その中には、漢籍善本のほかにも甲骨片、瓦当、西域壁画断片といった世に知られたものを含んでいます。この展示館では、造形・文献を問わずそのコレクションの内容を画像公開いたします。
造形資料は言うまでもありませんが、文献資料も画像として公開することによって飛躍的に情報量が増大します。例えば、文字が記される支持体の形状それ自体にも大きな意味があるからです。つまり、テキストが電子テキストの流通によって支持体の呪縛から解かれようとしている現在にあって、そのあり方の意味は研究の対象でもあります。又、近い将来、文字も画像として扱かわれるようになり、両者の情報としての境界は曖昧なものになるでしょう。
当研究所が所蔵するアジア学資料の持つ〈かたち〉と〈いろ〉をご覧ください。
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